自動販売機は浪漫の箱だと思う。私はなかなかの自動販売機ジャンキーで、毎日一本、もしくは一カップは飲む。
特に嬉しかった時の話だが、その頃私は新入社員で、なれない仕事に戸惑いながら、お客様から要望があったので、先に帰ってしまった部署の先輩の分の仕事も一人でこなしていた。
しょぼしょぼする目。時計の針はどんどんと進んで、10時になった。節電対策で10時に一度、オフィス全体の蛍光灯が消える。真っ暗になった部屋でため息をつくと、自分の部署からかなり離れた場所でも電気が付いていた。同じように残業して頑張っている人がいるのだろう。
10時まで残ったのは初めてだった。休憩を、と自動販売機の置いてある休憩室へ行く。疲れながら適当な缶コーヒーを買ったが…
間違えてホットを買ってしまった。つくづく付いていない。
極度の猫舌だから、ホットは飲めないのだ。
と、そこに私と同様に残業している隣の部署の人が。冷めるまで待つのもどうかと思い、初めましてのその人に話しかけ、ホットの缶コーヒーをプレゼントした。
気をよくしてくれたのか、会話が弾み、どんな仕事してるの?と聞かれ、今やってる仕事について説明した。
私の部署ではあまり扱っていない技術だが、その人の部署はその技術の専門らしく、私が頭をいくらひねってもでてこなかった答えをいとも簡単にアドバイスしてくれた。
その日の仕事があっという間におわったのは、間違いなくその助言があったから。
間違って買った缶コーヒーが、人と人とを繋いでくれた。その人とは今も仲が良く、お互いがお互いの得意分野の技術について教えあう仲だ。部署という垣根を越えて、仲間を作ってくれた自動販売機に、私は感謝したい。(女性・20代・会社員)
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